Ko Tanaka 国連事務総長を目指す男ブログ

紛争解決のための勉強メモ

インフラ!産業廃棄物中間処理場でやってること

2021年5月21日

今日の注目

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今日は産業廃棄物中間処理場でやってることについてです!

 

ランニングしていたら工場地帯に迷い込んで、”産業廃棄物中間処理場” を何度も見かけました。どんな役割を担っているのだろう?と気になったので、まとめます。

 

3分で読める本記事の構成は以下の通りです。

工場でゴミが出たらどうする?

”産業廃棄物” と呼ばれる "工場ででたゴミ" の多くは、中間処理工場と呼ばれる場所に運ばれます。法で定められた廃棄物としての受け入れ基準があり、それを基に危険物が含まれていないかの検査をするとともに、トラック1台分のゴミの量を計測して、中間処理にかかる料金を割り出します。

そしていよいよ中間処理工場では、工場ででたゴミを最終処分場に送る前の調整を行います。

産業廃棄物中間処理場でやってること

まずリサイクルできるどうか、燃やせるかどうかで分別を行います。

リサイクルできないと判断されたゴミは、砕いて圧縮したり、ゴミを燃やして汚泥などから水分を取り除くとともに燃えがらにし、燃えがらをさらに高温で熱して溶かすことで体積を減らします。

こうすることで、埋め立て地でゴミがかさばることを防ぐんですね。

 

ゴミを埋め立てした後にも、ゴミに含まれる物質が変化して環境に悪影響を及ぼす可能性があります。

そのため、燃やしたゴミに含まれる物質を中和させる化学処理をして性状の安定化を行い、有害物質を熱などで分解して無害にする安全化を行います。

産業廃棄物中間処理場の作業工程ででる煙や水などには検査が行われていて、環境に配慮した規則が設けられています。発電併用の焼却施設などもあり、作業工程で使われる熱で発電を行っているんですね。

こうして処理されたゴミは、埋め立て地へと運ばれていきます。

埋め立て地でやっていること

最終処分場といわれるのが埋め立て地で、運ばれてきたゴミの管理を行なっています。

土とゴミを重ねて埋め立てることで、臭いがでたり風で飛んでいくことがないようにしたり、地下水を汚染しないように人工壁を構築したりしています。

埋め立てを完了した最終処分場は閉鎖され、検査をクリアすると土地として再利用されるんですね。

 

 参考

ジャパンクリーン、遠藤商会、富山環境整備、鹿島