2021年6月17日
今日の注目
今日は家で使っているガスの仕組みって?についてです!
3分で読める本記事の構成は以下の通りです。
都市ガス
メタンを主な成分とする液化天然ガス(LNG)が都市ガスとして使われています。多くを海外から輸入していて、地層のあいだなどにたまっている天然ガスを、ガス田から直接とったり、原油と一緒にとったり、石炭鉱からとったりします。
回収された天然ガスから不純物を取り除したら、体積を少なくするために液体にして専用のタンカーで運びます。主成分のメタンは、超低温のなかで圧力をかけると液化するんですね。
近隣諸国であれば船にのせたタンカーで運ばずに、パイプラインでの輸送も可能です。
タンカーで運ばれた液化天然ガス(LNG)は、一次基地の専用タンクで冷温保存されます。この液体状のガスを気体に戻して、人工的に臭いを付けます。無臭だとガス漏れに気づけないので、法律で着臭が義務付けられているのです。
こうして出来上がった都市ガスはガスホルダーに保管され、必要に応じて取り出されていきます。地下につくられたパイプを通って、気体状で各家庭に送られます。
プロパンガス(LPガス)
プロパンを主な成分とするガスは、液化石油ガス(LPG)と呼ばれています。多くを海外から輸入していて、比較的少しの低温で液化することができます。
配送されたプロパンガスはタンクで保存され、必要に応じてガスボンベ容器に注入され、各家庭に送られるのです。
ちなみに都市ガスは空気より軽いのに対し、プロパンガスは空気より重い特徴があります。
参考
fatmag、東京ガス、enepi