2020年12月26日
今日注目の地域
今日はヨーロッパで起きている Brexit （ブレグジット）についてです！
3分で読める本記事の構成は以下のとおりです。
ブレグジットのはじまり
Brexit は Britain(イギリス) が European Union(EU) から Exit(離脱) ということを意味しています。
2010年からイギリスの首相をしていたDavid Cameronは Brexit（ブレグジット）の案に反対していたので、2016年に "イギリスがEUを離脱する" と民主的な投票で決まったことをうけて、Theresa May という人が新しいイギリスの首相になります。
メイ首相
Theresa May首相は Article 50という文書のなかで、”イギリスは2019年の3月までにEUを離脱する” と発表したのですが、今まで所属していたEUから独立するための手続きがうまく進まず、Brexit（ブレグジット）の日程が延期されるんですね。
現在の首相
一刻も早くBrexit（ブレグジット）を遂行すべく、2019年に Boris Johnson という人が新しい首相に選ばれます。
そして2020年1月に Brexit（ブレグジット）が正式に行われ、2020年12月までの移行期間に突入したんです。
ブレグジットの手続き
これが意味することとしては、”イギリスがEUのメンバーから離脱するまでの移行期間中、イギリスはEUの政治に関する投票権などは失うが、EUのメンバーとしての貿易などは継続的に行う” という感じで、急な変化に対応できないような事態を防止しているわけです。
この移行期間に今後のイギリスと EU の関係などについて交渉がおこなわれ、今年の12月24日にイギリスと EU のあいだで "貿易に関しては今まで通り行う" ことが決定したんです。
EUのメンバーであることの良い面
EUのメンバーであることの良い面としては、
- 関税などなしに貿易をすることで、EU全体の経済面での安定を図る
- 経済的な協力により、政治的な争いも減らすことができる
- EUメンバーのあいだで自由に移動ができる
などがあるのですが、
今回の交渉により、”関税などなしに貿易をすることで、EU全体の経済面での安定を図る” のみは今後も続けていくことになったんです。
EUのメンバーであることの悪い面
イギリスは
- EU のメンバーとしてEUの他の国に合わせなくてはいけない
- メンバーとしての経済的な負担がある
- 独自の政策や判断が許されない場合がある
などEUのメンバーであることの悪い面からのがれたうえで、EU との経済的な協力は続けていくことになったわけです。
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英語版
Brexit means Britain exits the European Union.
The then UK prime minister David Cameron since 2010 was opposed to Brexit, but the decision was made through democratic vote in 2016, and Theresa May became a new UK prime minister.
Theresa May announced in Article 50 that United Kingdom would leave the European Union by March 2019, but the procedure took long time and led the delay of the date.
Boris Johnson became a new UK prime minister to finish up Brexit as soon as possible, and Brexit was officially done in January 2020 when the transition period started for a year. This transition period to avoid drastic change due to Brexit meant that UK would lost its voting right in the EU politics, but the economic cooperation through trade would be maintained during the period. During the time, the negotiations between the EU and Britain was also conducted, and the decision to continue trade between the EU and Britain was made on December 2020.
The benefits to be a part of the EU is that
- a member state can trade with other member states without any trade barriers
- Economic ties prevent the risk of political conflicts among the member states
- Free movement among the EU member states
The downsides to be part of the EU is that
- a member state has to cooperate with the others and follow the rule under EU
- Financial cost to be a member state
- some individual decisions might not be allowed by the EU
The strength of UK economy allowed Britain to maintain some benefits while avoiding the downsides to be a part of the EU.
