2021年6月7日
今日の注目
今日は自動車の仕組みと税金についてです!
3分で読める本記事の構成は以下の通りです。
車が走る仕組み
アクセルを踏むとエンジン内の部品の一つが回転し、空気を入れ込むバルブが開いてピストンが下がります。開いた吸気バルブを通って、燃料タンクから送られてきた空気とガソリンが送り込まれるんですね。
車のスピードを上げるときはピストンが大きく下がることで、送り込まれる空気の量を増やしているわけです。
再びエンジン内の部品の一つが回転をし、下がったピストンが押し上げられます。この時、送り込まれていた空気とガソリンが混ざって圧縮され、混合ガスになるのです。
この混合ガスに点火プラグからの火花で着火して爆発を起こし、ピストンを押し下げることで、自動車が前に進む仕組みです。
そのあと再びエンジン内の部品の一つが回転をし、排気バルブから燃えた混合ガスが排出され、下がったピストンは上に戻ります。この排出された排気ガスに、二酸化炭素などが含まれているんですね。
ターボ(過給器)
ターボは排ガスが出るときの力を利用して、より多くの空気を送り込みます。たくさんの空気を送ることで、より大きな爆発が起きて高出力を得られるんですね。
他の過給器としてスーパーチャージャーというのがあり、これは排ガスの力ではなく、エンジンの動力の一部を使って、多くの空気を送り込みます。
ギア
エンジンの出力を効率よくタイヤに伝えることが、自動車には欠かせません。
オートマチックトランスミッションは、自動で適切なギヤを選んで操作してくれます。
一方、マニュアルトランスミッションは、エンジン回転や速度に合わせた適切なギヤを手動で操作します。
軽油とガソリン
ガソリンに比べて軽油は、高温高圧にならないと燃えません。
そのため軽油を燃料とするディーゼルエンジンは仕組みが異なり、空気と軽油を混ぜて圧縮したときの温度上昇を利用して着火させます。
ディーゼルエンジンの方が爆発のパワーが強いため、大型の自動車も燃費良く走らせることができます。
エンジンの仕組みが違うので、給油の際はガソリンか軽油かを確認しないと故障の原因になるんですね。
車が止まる仕組み
自動車を止める仕組みはもともと、タイヤの内側から外側へ圧力をかけるドラムブレーキが主流だったのですが、安定性と放熱性を向上させるために、タイヤと共に回転している部品をブレーキパッドで抑えるディスクブレーキという仕組みが今では主に使われています。
ブレーキペダルを踏んだ際に「キーッ」という音が発生したら、ブレーキパッドがすり減っている可能性があるので、ブレーキの性能を検査する必要があるんですね。
排気量
排気量は爆発が起きる気筒の大きさで表され、排気量が大きければ爆発のパワーも大きくなります。
一番効率よく自動車を進めるのが 1気筒あたり500cc前後なので、エンジンには複数の気筒を取り付けます。
税金
自動車にかかる税金は購入時の消費税だけではありません。
自動車を購入したときには自動車税環境性能割が課税され、燃費性能が良い車ほど税率が低くなります。
また、自動車の購入時と車検の際には自動車重量税がかかり、車の重さや車の年数に応じて課税されます。
年に一回都道府県が課税する自動車税の金額は、自動車の排気量に応じて変わり、
排気量が大きいほど自動車税の金額は大きくなるんですね。
このように環境への配慮から税金が課せられているので、環境に良いエコカーやハイブリッドカーは減税の対象になっているのです。
参考