2021年1月13日
今日注目の地域
今日は Ukraine (ウクライナ)で起きている紛争についてです!
3分で読める本記事の構成は以下のとおりです。
紛争の起源
この紛争の起源としては、Ukraine (ウクライナ) 内でもともと東西の対立があり、そこにロシアが介入してきたことで争いが長く続いているんですね。
もともと Ukraine (ウクライナ) は1991年のソ連の崩壊をうけて独立した国で、クリミア半島を含むロシアとの国境側ではとくに、ロシア語が話されていたり、ロシア人が多くいたりと、Ukraine (ウクライナ) の東側はロシアとの強いつながりがあります。
その一方で Ukraine (ウクライナ) の西側ではウクライナ語が話されていて、ウクライナ人が多くいたりして、ヨーロッパ諸国とのつながりを望んでいる人たちが多いんです。
こういった状況のなかで、当時のウクライナ大統領であった Yanukovych という人が2013年に、European Union (EU)との経済取引を断って、ロシアとの連携を強化しようとしたんです。これをうけて2014年に、ウクライナの首都である Kiev(キエフ)で抗議活動がおき、現在も続いている紛争が始まります。
紛争悪化
この抗議活動は当初平和的に行われていたのですが、ウクライナ政府が抗議を止めに入ろうとしたことをうけて暴力的なものに発展します。結果的に、当時のウクライナ大統領であった Yanukovych は国を追われるのですが、これがロシアをクリミア半島侵略と反政府勢力のサポートに導くんですね。
2014年のロシアのクリミア半島侵略はアメリカや EU など国際社会から批判や制裁を受けたのですが、ロシアは石油供給などのウクライナへの規制緩和に応じるとともに、中国との貿易を促進したり、シリア内戦へ介入することでロシア経済を守ってきました。
民族的な違いに加え、Ukraine (ウクライナ) はロシアの天然ガスをヨーロッパ諸国に輸送する経路であったりするため、利害関係も絡み合い、争いが今だに続いているんです。
参考
AP News, Council on Foreign Relations, The Washington post, Vox, NowThis World